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FL Studioは、標準で同梱されているプラグインが多く、結構使えるものも多いので、そこが魅力の一つとも言えます。今回は FL Studio 内で私自身が良く使っているプラグインをまとめてみました。

※サムネイルは FL Studio 11 になっていますが、内容は随時更新しています。

FL Studioについて

FL Studio は、ベルギーの Image-Line 社の DAW で、名前が変わる前の Fruity Loops 時代を含めると、1998年から存在している古参のソフトです。

長らく Windows 専用機だったので Mac ユーザーには昔は馴染みが浅かったかと思われますが、他の DAW に比べて値段が安めだったり、生涯無料でアップデート出来たりと色々と良心的で魅力的な DAW ですよね。

日本ではボカロ界隈で人気があるらしいです。ちなみに iOS 版もあって、ver20 からようやく Mac にも対応しました。

同梱プラグインの傾向

クラブミュージックに強いなどと言われている FL Studio ですが、確かにもとから入っている音源は生系よりシンセ系のが強い印象ですね。

特に同社別製品のデモ版(なんと機能制限なし!)を含めると、ソフトシンセはかなり充実してると思います。スピーチシンセサイザなんていうボカロもどきも入ってます。

エフェクトに関しては、それに比べると普通なものが普通に入ってるような印象です。

それではオススメ&お気に入りプラグインをご紹介していきます。

Sytrus

シトラスと読みます。Spectrasonics のビート音源と少し名前が似ていますが全くの別物です(混同していたのは私くらいかも知れませんが…)

FMシンセをベースにしたハイブリッドシンセサイザーということで、シンセに疎い私は細かい使い方はよくわかっていないのですが、それでもプリセット音が使いやすいものが多く、結構高確率で愛用しています。

出音は全体的にキメ細かくも太さがあって気持ちの良い感じです。これが同梱されてくるって凄くないですか?

特にこれを読み込んだ時のデフォルト音に設定されているシンセストリングスの音が凄く好きで、色んな曲に使っていたりします。

完成度が高くイチ製品として販売されていてもおかしくないよな、と思ったらやはり単体販売されていました。おかげで Studio One でも使えて助かります。

Harmless

こちらも製品レベルのハイクオリティなシンセサイザーです。

加算式がベースの減算式シンセということで、ちょっと自分には何を言っているのかよくわからないのですが、、プリセットベースで使ってみた印象としてはアナログシンセ系の音です。

キメ細かく適度に太さもあって上品にキラッとしつつしっかりした音。かといって強すぎないので、オケの馴染みも良いです。

FL Studio を買えばこれが付いてくるので Sylenth 1 不要かもですね。

使えるシンセが最初から入っている FL は強いなーと思わせられます。当然のごとく(?)単体販売ありです。しかも割と安い。

Harmor

上記 Harmless の後継とされているシンセサイザーです。この2種はごっちゃになりやすいですが、Harmor が上位機種という認識でOKです。

後継と言いつつもキャラクターは結構違う感じで、Harmless がアナログ系の音なのに対し、こちらは最近っぽいモダンな音色がプリセットに多く入っています。

これもかなり音が良い感じですね。そしてシンセマニアでも唸るんじゃないかと思うほど音作りのパラメーターも凄いことになっています。

ダンス系ならガチで使える系だと思いますが、Image Line 社的にもさすがにこれは無料で出せないよって感じなのか、FL Studio 同梱分は制約ありのデモバージョンになります。

フルバージョンは勿論単体購入できます。

Autogun

一期一会の運ゲーシンセです。

億単位で入ってるらしいプリセットの中からランダムで何かが読まれてくるという、発想としては面白いですが、ぶっちゃけ何だそれはという感じのやつです(笑)

音作りなどの操作も基本的には出来ず、出来るのは音量とステレオ感の調整のみです。

音色のクオリティは高めで、EDMやダンス系の音楽に合いそうな派手な音がガンガン出てきます。

欲しい音に出会えればラッキーですが、ランダム要素に頼ってインスピレーションの足しに使えていい感じです。

FL Keys

ごくシンプルなピアノ音源です。数あるプラグインの中でも地味ですが、地味な分脇役として使いやすいです。

非常にシンプルゆえ特に特徴がない音かつ超軽量なので、自分で好きなエフェクトを掛けて調整するのに丁度良いんですよね。

特にそういった用途で加工と相性の良いエレクトリックピアノ音色はよく使います。

アンビエント系のサンプリングループにさり気なく混ぜたりして使うことが多いかな、という感じ。

FL Slayer

ギターシンセです。ギターではなく、シンセで作ったギターっぽい音がするものです。

Nexus2で有名なreFX社の開発らしいです。

実際ギターの音では全く無く、ギターっぽいかどうかも怪しいのですが、軽量なのとインターフェースがカッコいいので仮オケ作りに使ってました。

(リア1発のストラトという謎の漢仕様ですね。)

バンドサウンドとしては全く使えませんが、トランスなどの「いかにも打ち込みギター」な感じを狙う場合は逆にこの方が良いのかなと思います。サイケトランスに入っているようなギター音のイメージはこういう感じです。

BooBass

ごくシンプルなエレキベース系音源。

上記のFL Slayerとは違って、いくらかエレキベースっぽい音はします。ブラックメタルのようなベースの存在感が希薄なスタイルならバンドサウンドでもギリ使えそう。

とにかく非常に軽量なため、仮オケ作りに重宝します。(Trilian重いですからね…)

Vocodex

ボコーダーというボーカルエフェクターです。

ボコーダーと言うとロボットのような加工声が印象的ですが、適当にいじくるだけでそういう声が作れます。

個人的には、飛び道具的にスポークンワードを入れたいときなんかはこいつの出番です。

パラメーターも色々と細かく調整できるので、使いこなすのは奥が深そう。というか、Wavesのバンドルに入っているものよりも高機能ですね。

これ付属でいいのかというレベルで作り込まれている印象。単体販売もあります。

Hardcore

ギターストンププラグインです。その名もハードコア。名前で優勝ですね。

基本的にダンス・クラブミュージック寄りのプラグインが強めな FL STUDIO ですが、これに関してはプリセットも豊富で、何故か結構気合が入った作りになっています。

ハードコアの名に恥じず、ラウド系のプリセットなんていくつも入っていて、色んなタイプの歪みがプリセットで得られます。

キャプチャ一番左のディストーションなんて明らかにメタルゾーンを意識していて草。

アンプシミュレーターを買ってからは使うことはなくなりましたが、学生時代に、バンドのデモを作ためにFLを買って、金も知識もないから他のプラグインなんて買えるわけもなかった頃、こいつが入っていて非常に助かりました。

今から使うなら、Cypress TT-15 などフリーのアンプシミュレーターと組み合わせてどこまでカッコよく作れるかやってみても面白いと思います。

例によって単体販売ありです。

まとめ

FL Studio の強みとして、同梱されているプラグインがシンセ系を筆頭に強力だという点があると思います。

とにかく音源系が充実している印象です。

なので FL Studio 1本買ってしまえば、ソフト音源を買い足すこと無く曲作りが十分に可能なんです。この辺りは Studio One などには無い魅力かと思います。

私の場合はバンド系なのでそうも言っていられませんが、エレクトロニックな音楽なら本当に FL Studio だけで完結できそうな勢い。

実際に DubStep や EDM などの、DTM が一般普及してきた時代以降のエレクトロニック系音楽は、FL Studio ユーザーが多いという話も聞きますね。

ということで、特に音源色々欲しいよという方には FL Studio はかなりオススメできる DAW だと思います。

商品情報

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