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各社で色々なドラム音源が売られており、色々なレビューを見かけます。その中でもフリー音源であるShino Drumsが好きだなと思いました。特徴のある音ではありますが、その特徴を活かすことで有料のハイエンドなソフト音源にはない魅力を発揮できる良い音源だと思います。今回はそんなShino Drumsの魅力を改めて紹介します。

ドラム音源は大事です

DTMでバンド系の曲を作る際ってドラムは打ち込みを使用する場合が多いのではないかと思います。

かくいう自分もドラムは打ち込み。1人バンドの作曲は勿論、リアルバンド活動のデモ音源を作る際にもドラム音源は必須ですね。

大事なものなので私自身そこそこ色々な音源を購入してきていますが、最終的に行きついた先はこのフリーの音源。

Shino Drums はそれくらい求めている音にドンピシャなんですよね。

Shino Drums とは

http://shinoatarubasho.wixsite.com/shinodrums

こちらで配布されているフリーのドラム音源です。

しのさん(@shino8820)という方が制作されているので Shino Drums ということだと思います。

サイトの紹介文に、

フリーのドラム音源としては、最高品質を誇る。そう自負しています。

とありますが、まさに仰る通りだと思います。ありがたい。

Shino Drums の良い点

サイトに載っているデモを聴けばわかりますが、なかなか荒っぽくて生々しい音がします。

パンクな感じ。生ドラムって感じ。

それが凄く良いんですよ。

有料音源にもデメリットがある

有料の音源だと、私は EZDrummer と Addictive Drums の拡張音源を色々買っているんですが、どれも音が整いすぎてるんですよね。他製品もそうだと思います。

そういった有料音源群は適当に打ち込んでもそれなりのクオリティを出すことが出来ますが、だけどやっぱり整っている分、生々しさを出すことは難しいなと感じます。

プロクオリティが故アマチュアレベルでは必ずしもリアルな音ではないというか、クオリティの高さが逆に打ち込み臭く感じてしまうというか、そんな時があります。

実際にバンド活動もしていて思うことですが、アマチュアバンドのコストをかけられないRECでは、有料音源並みにドラムをガッツリ整えることは難しいわけです。

アマチュアならこちらの方がリアル

その辺 Shino Drums は、実際のバンド活動でRECできる音に非常に近く、そして品質も高い。音の感じもまさにって感じだし、整ってない感じがリアルですね。

そういった生っぽさを最も表現できる音源が Shino Drums なんですよね。

それから容量が最低限なので動作が軽い。これ地味に助かります。

デメリットは?

調整は必須

前述のように良くも悪くも整っていない感じ魅力である分、適当に打つと音量に結構ばらつきがあったりもしますし、「完成された音」とは必ずしも言えない部分はあります。

つまり音作り、打ち込み、ミックスをこちらから能動的に追い込んでやる必要があります。

狙っている音が明確な場合などでは、そういった追い込みは必ず発生するものだとは思うので必ずしもデメリットではないかも知れませんが、有料音源のようにプラグイン内でミックスまで完結できるわけではないということです。

ミキシング系プラグインの併用が必須ということですね。Waves の SSL 卓などで全体の音作りをすると良いです。

また、オーバーヘッドやアンビエンスもないのでこの辺はリバーブを駆使して作ってやる必要があります。

ここは音源側で搭載すると結構大変そうなのでフリー音源だしドンマイですね。余計な機能がないことで軽さにも貢献しています。

私は RVerb でルームリバーブをセンドすることが多いです。

ラウンドロビン機能

ラウンドロビン機能は恐らくないため、高速連打するとマシンガンエフェクトが発動してしまいます。

速いフレーズだとこれは結構痛いなと感じていて、私は曲によっては他の音源と混ぜて使うこともあるのですが、ベロシティごとにサンプルが切り替わる仕様を利用して回避できることはできるので、やりようによっては問題なしかもです。

対応フォーマット

対応フォーマットは有志によって複数リリースされていますが、基本的には Kontakt や Battery といった有料のサンプラーを使用する必要があります。

(Shino Drums自体が無料であることに変わりはないですが)完全に無料では必ずしも使えないですね。

私は Komplete ユーザーなので Battery に読み込んで使っています。使い勝手としては最高ですね。

まとめ

  • 荒々しさ
  • 生ドラム感
  • 不揃い感、ラフな感じ

を求めるならとても良い音源だと思います。

有料音源と比較したうえでフリーの音源を選ぶって我ながら凄いなと思いますが、それくらい素晴らしい音源だということです。少なくとも私にとっては有料音源を差し置いてこれがお気に入りなわけで。

勿論フリー故のデメリットも多少あるのでミックスを頑張る必要はありますが、その辺が大変だなと感じる場合はエッセンスを取り入れるためにほかの音源に混ぜて使うのもオススメです。

ちなみに音を作り込むのが面倒だという人には Steven Slate Drums をオススメします。

Shino Drumsを使ったtip記事

好きな音源だけに、色々と試しています。いい感じに出来たものに関しては記事にしていますので、以下も合わせてご覧頂ければと思います。

▶【フリードラム音源】Shino Drumsでモダンラウドな音を作る -バスドラム編-

▶【フリードラム音源】Shino Drumsでモダンラウドな音を作る -スネア編-

▶Metal MachineとShino Drumsをブレンドした生々しく荒々しいラウド系ドラムMIX

▶Shino Drumsと相性の良いプラグインで、手軽にロックでパワフルなドラムを作ろう