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アルバムのミキシング公開、今度はベース編です。ベースはオケに馴染ませることを優先して作っています。単体の音色までこだわるとかなり難易度が上がってくる上、ギターとユニゾンすると殆ど分からないということもあり、バランス重視にしています。

参考音源

処理1 プリアンプ

ギターと基本は同じ処理になりますが、自環境のライン録りのいなたさをカバーするため初段にプリアンプを挿します。

設定も大体ギターと一緒で、Lindell 6X-500 を使い、歪まないぎりぎりにゲインを設定して、適宜ハイブースト。

ベースは録音時の音量差が出るのでコンプかけ録りにしているのですが、ギター同様にこれもかけ録りでいいかも。

処理2 アンプシミュレーター

音作りなのでサクッといきます。

ベースは今回の音源では Amplitube 4 を使っています。モデルは Orange Thunderverb 200 のBチャンネルでキャビは同じくオレンジの8発のやつ。ストンプ類はなし。

処理3 ダイナミクスと音色の調整

Waves SSL E-Channel を使って全体を整えます。こちらもあまりギターと変わらないというか、ほぼ全トラックやってますね。

ベースの設定は、ギター同様GR2~3dbで少しコンプがかかるようにします。F.ATKで均す方向です。あとSSLのコンプはVCAなので強く掛けるとローが細くなるのでそこは注意します。

EQはキャプチャ通りではないですが、アタックの出る3khz辺りを少しブーストしているのみです。

処理4 ダイナミクスを更に均す

ベースは録り音は結構音量差が出ますが、ミックスの方向性としては極力音量を均一にしたいです。そのためコンプ・リミッターを重ねて掛けていきます。

個人的にベースに掛けるのに好きなのが1176系。Kompleteに入っていたVC76愛用してます。

そしてその上からL1を被せてしまいます。音変わりますが、GR6db前後でL1の色が出てくる位に強めに潰しています。

一応L1に限らずリミッターを被せてしまえば波形上は平らになりますが、それまでの処理である程度均しておかないと聴感上は厳しいです。

処理5 ローカット

ミキシング系の記事を書く際にはよく提唱していることなのですが、エレキベースはおいしい帯域より下の超低域が出過ぎているとあまり良いことがないです。

特にラウド系の音では低域をタイトにシメないとモワッモワになってしまうのでベースもガッツリとローカットを入れておきます。スーパーローはバスドラムに任せましょう。

デジタル的な処理はNeutronの単体プラグインを使うことが多いです。トラックアシスタント機能ほぼ使ってないな。。

処理6 エンハンサー

出ました、RBass。

古いプラグインだし音も結構変わってしまいますが、お手軽設定でオケに混ざった時のベースの出方が本当に気持ちよくなります。元音によっては必要ない場合もありますが、基本的にはまだまだ自分の中で必須プラグインといった感じです。

処理7 良い音にするおまじない

Kush Omega 458a を買ったので挿してみました。アウトボードシミュレーター。

ネットでは軒並み高評価なプラグインですが確かに音の存在感がリッチになりますね。

まとめ

ギターもですが、音作りの工程もあるので挿すプラグインが多くなりがちです。

今回はバランス重視なので元音から音が結構変わってしまっていますがあまり気にしていません。

元音が1トラックなので処理もまとめてやっていますが、単体トラックで音作り、バストラックでミキシング処理と分けても良いかもしれません。

また今回はやっていませんがステレオエンハンスする場合もあります。上の方の帯域を広げてやるとオケの中で音色感が出やすくなります。

なお音源は下記で入手可能となっています。宜しくお願い致します。

https://lostmortal.bandcamp.com/album/journey-to-the-stars