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フリーのドラム音源、「Shino Drums」を使った、モダンラウド・メタル系のバスドラムの音作りを紹介します。私が発表している楽曲で使用しているセッティングになりますが、ドラムの音について高評価を頂くことが時々あったため、今回紹介します。無料音源と安価なプラグインで十分なクオリティの音を作ることが出来ますので、是非参考にして頂ければと思います。

スネア編はこちら

Shino Drumsの魅力についてはこちらの記事に書いています。

配布元はこちら。

http://shinoatarubasho.wixsite.com/shinodrums

それではいってみましょう。

参考音源

とりあえず下記。バスドラムとスネアは結構作り込んでいます。逆にシンバルとタム類は殆どデフォルトだったりします。

下処理

最初にいらない帯域を落としています。

パーカッション系では基本的に不要になる400hzと、聴き取れない超低域ですね。

バスドラムは当然、低域を担う楽器ですので、ローカットはやりすぎ厳禁ですが、超低域をある程度落としておくことでこの後の処理の難易度が少し下がるイメージです。

チャンネルストリップ(メイン処理)

WavesのSSL G Channelを用いて、コンプとEQの処理をしていきます。

CLA Kick 3というプリセットをベースに調整をしています。超濃厚なプリセットを提供してくれるのはWavesならでは。音作りしたい素人に優しいです。

これ、Gチャンネルであることが肝です。Eチャンネルを使用すると同じセッティングでも全く違う音になります。

セッティングは下記の通り。コンプを強めにして、それ以外はほぼプリセットままですが、EQの上と下を少しマイルドにしています。

プリセットから弄ってませんがゲートをかけていることによって歯切れの良さも付加されている感じです。

2段目コンプ

以前にも相性良いよ、と書きました、WavesのVCompで2段目のコンプ処理をし、音にガッツを加えていきます。

VCompの質感が、Shino Drumsのキックを2000年代の強いキックの音にしてくれます。

セッティングはコンプモードのみの使用で、レシオ4:1、リダクションは-3~6dbの間になるようにセットしています。

またWaves全般に言えることですがアナログ系のパラメータはノイズが乗るのでOFF推奨です。

2段目EQ

WavesのVEQ-3を使用して最終的な音色の追い込みをします。

VCompと同様に、こちらも2000年代の強い音を作るのに良い感じです。

バンドルされているVEQ-4も含め色々試していたところ、VEQ-3のKick Drumプリセットをベースにした下記のセッティングに落ち着きました。

ややドンシャリ気味に作りますが、ドンシャリ具合を強くしていくとメタル寄りの音になっていきます。私は適度にミドルを残しつつハードコアっぽい色に。

またプリセットがそうなっていたのですが、ハイパスを掛けつつローをシェルビングするのが低域の質感の肝になっているように感じます。

以上がShino Drumsを使用したバスドラムの音作りになります。

まとめ

この後更にミキシング用の処理が入りますが、音作りはこんな感じになっています。

使用しているプラグインはほぼWavesですね。今となってはWavesより良質のプラグインがわんさか出ていますが、ここに関しては敢えてWavesの音を求めている感じです。

V-SeriesなんかはNeveインスパイアらしいですが、寧ろ個人的にはこれぞWavesの音というイメージがあります。

ざらついた荒っぽく強く丸い音。Wavesプラグインは良くも悪くも色付けが強いものが多いので、こうした音作り用途にはまだまだ使っていける印象です。

またコスト面に関しても、最近は安価で入手可能なので良いですね。音源はそもそも無料だし。

参考になれば幸いです。

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