thumbnail

デスボイスの出し方についてお話しします。メタルやラウド系バンドのボーカルをやりたい人にとってはデスボイスやスクリームの発声がひとつの壁と言えるかもしれませんが、とりあえず出来るようにするための練習方法は、意外と簡単です。

ひたすら聴く

デスボイスの種類や出し方、発声方法、歌唱法法が色々ありますが、まずは細かいことは置いておきましょう。

やりたい以上は、どんな声を出したいのかのイメージは持っていると思います。

そのイメージに近いもの、こういう声を出したい、というボーカリストの曲をひたすら聴き込みましょう。何百回も聴きましょう。

まずは完成形を強くイメージできるようにすることが大切です。

出来ればライブ映像などで口の開け方や表情、ステージングもよく見て、どんな風に声を出しているか、声を出しているときのイメージもしっかり焼き付けておきましょう。

ひたすらイメージトレーニングする

そして同じような声を自分が出している時のイメージも、しっかり作っておきましょう。

まだ実際に声は出さなくても良いですが、自分がデスボイスを出している時を想定してひたすらイメージトレーニングします。

エアギターならぬエアデスボイスでOKなので自分がやっている時のイメージも明確にすると良いです。

ここまでをしっかりやると自分がどこに向かうかが明確になるので、実際の技術練習よりも実はこういう事こそが重要とも言えます。

みよう見まねで出してみる

イメージが明確になったら、さあいよいよやってみましょう。

今までイメージしていたものを具現化しますが、まずはみよう見まねでOKです。

カラオケボックスやスタジオ個人練習など、やっても問題なさそうな所に移動して(笑)、とりあえずイメージした通りに気合いでデスボイスを出してみましょう。

ポイントとしては、腹から声出すというのと、ただデカい声を出すのではなくて息を少し喉に引っ掛ける感じですね。

これでうまくいけばOKですが、大抵はそうもいかないと思います。結果によって条件分岐します。

うまくいった場合

おめでとうございます。とりあえずゼロイチは完了です。あとは数をこなしてクオリティを上げていきましょう。

次の目標は、そこまで気合いを入れなくても同じ声が出せるようになる事です。

そうすると声のコントロールが出来るようになってくるので、強さや長さの表現が出来るようになってきます。このタイミングで別の歌唱法にチャレンジしてみるも良し。

歌唱法については、この辺りで初めて調べるくらいで良いと思います。

うまくいかなかったけど、感覚は掴めた気がする場合

とりあえず気合いで出してみて、しっくりは来なかったけど、何となくこんな感じか、というのは掴めた場合。

イメージと出し方の方向性は概ね噛み合っているはずです。

聴き込み→イメトレ→みよう見まね、のループを繰り返していきましょう。

続けていくうちにしっくりくればOKですし、時々違うアプローチをしてみたらそっちがしっくり来たりすることもあります。

例えば、低音の野太い声を出したかったけど、高音のスクリームの方が得意かも…、みたいな。そしたら一旦そっちに進んでみるも良しです。

どうしてもしっくりこない場合は、下に続く。

全然ダメな場合

なんか根本的に全然違くね?的に、やってみて何もピンと来なかった場合。

高確率で考えられるのが、「吐き」と「吸い」の壁である可能性が…。

例えば、デスコアのブレイクダウンで使われるような凶悪な「WYYYYYY」的な声は、ピッグスクイールといって、息を吸いながら出している場合が多いです。

これを息を吐きながら気合いで叫んでも、似たようなものは多分出ないです。すみません。笑

吸いに関してもそうですが、あまりにもしっくりこない場合は技術や知識から入った方が良い可能性がありますので別途検索してみても良いかもです。

また、個人差で出来る出来ないの相性も多少あるので、これなら出来そうかも、と思えるものにイメージソースを変えてみても良いと思います。

喉が痛くなった場合

喉が痛くなったら、諦めてその日は終了してください。

無理に続けると、扁桃腺が腫れて熱が出たりします。(私自身何度もやらかしてますw)

経験上、クリーンボーカルのいわゆる歌が上手い人ほど気を遣う必要はないと思っていますが、喉はあくまで消耗楽器ですので、消耗したら休ませましょう。

ちなみに痛くならなくても、続けて2時間以上はやらない方が良いです。

まとめ

本記事では、技術的な説明はほぼしていません。

ですが、実際問題どうでしょう?「声帯を開いてどうのこうの~」と出し方を説明されても、正直ピンと来なくないですか?

少なくとも私はピンと来なかったです。(技術を軽視して良いというわけではありませんが…。)

かといって、実際に出し方を教えてくれる先生も、ものがものだけにあまり居ないですよね。その辺の音楽教室では大体厳しいと思います。

となると一部の器用な人を除いては、頼れるものは己の感覚くらいになってくるわけです。

実際にかなり不器用な自負のある私でもこの「イメトレ気合い歌唱法」である程度は出来るようになりまして、執筆現在でもバンドでボーカルを務めることが出来ています。

この動画のボーカルが私です。

器用に色んな声を使い分けたい的な話になってくると、技術的な側面を加味したトレーニングが必要になってくるとは思いますが、このくらいならイメトレベースで誰でも出来るようになるのではないかと思っています。

関連商品

古い本ですが書籍が欲しければこれでしょうね。

気休め程度ですが練習用にこんなアイテムもあります。マイクを持ってのイメトレ兼ちょっと声も出せるので地味に愛用してます。

合わせてどうぞ

▶【ボーカル必見】喉が不調の際にコンビニで応急処置する方法

▶【スクリーム】ボーカルのミキシング【デスボイス】