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Black Rooter Audio が無料で提供しているVSTプラグイン、VHL-3C が良い感じです。シンプルなプラグインではあるものの本当に無料で良いの?と思ってしまうクオリティですね。ということでレビューさせて頂きます。

Black Rooster Audio VHL-3C とは

一部の玄人やプロに好評のプラグインデベロッパー、Black Rooster Audio が無料で提供しているVSTフィルタープラグインです。

1950年代の名機をモデリングしたハイパス / ローパスフィルターで、Pultec の HLF-3C という機材がモデルのようですね。

出来ることが非常にシンプルなのでフリーVST扱いなのかも知れませんが、そこは Black Rooster Audio だけあって、製品クオリティは間違いない感じですね。

出来ることはシンプル

GUI はこの通り、とても単純明快です。

ハイパス / ローパスフィルターのつまみが1つずつあって、基本はこれだけ。

後はプラグイン自体の NO / OFF スイッチ(左)と、入力インピーダンスを 500Ω / 600Ω で選択できるおまけ機能(右)が1つあるだけです。

使い方は、フィルターのつまみをカットしたい帯域に合わせるだけ。シンプルイズベストです。

インピーダンスの違いは、正直自分にはちょっとよくわからないですね…もう少し耳が肥えないと。まあおまけの機能だし無理に触らなくてOKかと思います。

アナログとデジタルのいいとこ取り

VSTエフェクトによるフィルターって、大きく分けて2種類あると思います。

1つは、デジタル系でソリッドかつ明確に、にスパッと、バサッと行けるタイプ。

もう1つは、アナログ機材の挙動を模したりエミュレートして、アバウトに掛かりかつ機材特有の色が付くタイプ。

Black Rooster Audio VHL-3C は、製品自体は完全に後者のタイプです。

しかし、音に関しては双方のいいとこ取りといった印象を受けます。

アナログ系の質感の良さを持ちながら、且つデジタルのように不要な帯域はしっかりカット出来るのでミックスも綺麗に出来ます。

非常に音楽的なフィルター

Black Rooster Audio VHL-3C は、一言で言うと、とても音が良いです。

「音楽的」という表現がぴったりな感じ。

音楽的な「おいしい部分」を失うこと無くフィルターを掛けることが出来て、音が艷やかになりますね。

私が所持している中では、他のどのプラグインのフィルターよりも美しく掛かります。

例えばデジタル系の機材でバッサリカットしたりすると、時に音楽的に面白みのない音になってしまうことがありますが、VHL-3C ではそういう事が起こりません。

おすすめの使い方

シンプルなハイパス / ローパスフィルターなので、フィルターが必要なシチュエーションにはどのようなソースでも使っていけます。

しかし、私が特におすすめしたいのが、ギターとベースです。

ギターもベースも、ミックスにおいてはハイパスフィルターで不要な低域や超高域をカットすることが多いと思いますが、VHL-3C を使うとマジで良い感じになると感じています。

言葉でうまく説明するのが難しい部分でもありますが、何というか圧倒的に豊かな感じになりますね。

その辺の EQ でローカットした感じとは世界が違います。自然かつ綺麗、そしてやっぱり豊かな感じです。

是非ギター、ベースのミックストラックで使っているフィルターから差し替えてみて欲しいです。

恐らく傾向としてはボーカルとか生楽器系にもかなり合うと思いますよ。

まとめ

フリープラグインは、チープな音質が逆に魅力だったりする場合もありますが、この Black Rooster Audio VHL-3C は、「良い音」の方向性で非常におすすめできます。

また、シンプルなプラグイン故、CPU負荷が軽いのも良いですね。Waves製品並に気にせずガンガン使っていけます。

無料なので、とりあえずダウンロードしてみると良いやつですね。

そして BRA 沼にズブズブとハマっていく…かどうかはアナタ次第です。私はハマりました。笑

商品情報

公式サイトからダウンロードできます。

VHL-3C – Vintage High/Low Pass Filter – Black Rooster Audio

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