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サンプルパック。フリーのものから有料のものまで、世の中には音楽制作用のサンプルパックが沢山存在しますが、正直言ってこれらを活用しない手はないです。今回は、作曲に彩りを加えるため、サンプルパック利用をおすすめする理由をご紹介します。

サンプルパックとは

サンプルパックとは、作曲やアレンジに使える特定の演奏フレーズを集めてパッケージ化した商品です。

シンプルに言うと作曲用のオーディオ素材集ですね。

(WEB製作なんかをやった事がある人だと、素材集と聞けばピンとくるのではないかと思います。)

同梱されているオーディオファイルを自分の曲に切って貼って使えるわけです。

合法的にサンプリングが出来るサンプルネタの寄せ集めとも言えますね。

ドラムを始め各楽器や環境音など様々な製品が存在しており、やろうと思えばサンプルパックに入っている素材を組み合わせるだけで1曲作ることも出来ます。

サンプルパックの良い点

サンプルパック自体、なんとなく過小評価されている気もしますが、良い点、色々とありますよ。

クオリティが高い

特定のフレーズサンプルとは言え、プロがしっかり製品化したものなので各素材、非常にクオリティが高いです。

色んなデベロッパーからサンプルパックが出ていますが私の知る限りではどこに対しても言えることだと思います。

ループに使うにしろ、雰囲気を加えるためにスパイス的に使うにしろ、本当に切って貼ってするだけで(テンポとキーは合わせてね)良い感じになったりすることも多いです。

アイディアや引き出しが広がる

DTMで1人で曲作りに打ち込んでいると、どうしてもアイディアが行き詰まってきたり、手癖で同じ感じのものが量産されてしまったりしますよね。

そこで、第3者が作ったフレーズを取り込めるサンプルパックが活きてきます。

当然、自分では思いつかないアイディアが満載ですから、とりあえず自分のプロジェクトファイルにコピペしてたら思いもよらない化学反応が起きたりもしますし、足りなかったものがそこで補われたりもします。

サンプルパックをうまく使いこなせると確実に引き出しが広がります。

意外と被らない

売っている素材を使うのだから被ったりしないのか、という懸念が生まれます。

ローカルバンドのジャケットなんかだと、同じフリーフォトを使っているバンド複数いたりもしますよね。

しかし、世には数え切れないほどのサンプルパック製品が存在しています。

そして基本的に有料ですから、ユーザーは大量にある製品の中からこれだ!というものを選んで購入します。

で、その中から更に必要な素材の必要な部分を選んで使用すると思います。

更に曲に合わせてピッチやテンポも変更するでしょう。エフェクトを加えることもあるでしょう。

…という感じで、使用されたサンプル素材が世に送り出されるまでにかなりの厳選・加工の過程が入りますので、使用したサンプル素材が他の誰かと被って気になるようなことはほぼ起こりえないと思います。

もちろん0%ではないでしょうが、確率としては限りなく低いと言えるしょう。被りは気にしなくて良いと思います。

サンプルパックの悪い点

個人的には悪い点はあまり気にならないのですが、一応挙げておきます。

無料ではない

無料のサンプルパックもなくはないですが、殆どの製品は有料です。

価格は、音楽アルバムが1枚買えるくらいの値段から、大容量のものだと1~2万円くらいします。

まあ、控えめにいって安くはないかもしれませんが、DTMerなら数千円程度は惜しくない!と思ってしまいがちなので沼にハマると財布が危険かも知れません。

理解のない人が一定数いる(と思われる

サンプル素材の使用は、パクリ!手抜き!自分でフレーズを作り演奏したものこそが正義!

みたいな感覚の人が一定数いるかも知れません。

結論から言うと相手にしなくてOKです。

少し逸れますが、こういうタイプの人って、作曲においても、白玉フレーズは手抜き!音を詰め込んでいるものこそが良いアレンジ!とか言いがちです。

…ゴミ屋敷みたいな曲になりますよ?

(実際バンドなどをやっていると割とこういう人には遭遇します)

表現として、敢えて大味なことをやったり、他社のアイディアた演奏を取り入れたり、サンプリングを活用したり…ということは幾らでもあり得るはずです。

4分33秒などという曲もあるわけじゃないですか。

音楽も、表現も、自由です。

サンプルパックの使い方

説明書的な意味での使い方としては、同梱されているオーディオ素材を DAW にドラッグ&ドロップすれば OK です。

以下、作曲にどう取り込むかについて幾つかアイディアをご紹介します。

これ以外にも使い方は色々あると思いますので、ぜひ自分にとって良い使い方を見つけていただきたいです。

ループさせる

ビート素材やウワモノの気に入った特定の部分などを切り取ってループさせる方法です。

オーソドックスなサンプリング、トラックメイク的手法でしょうか。

ちょっと高度なパターンだと、スライスしてキーボードにアサインして、ランダムに演奏してそれをループさせるなどというのもありますね。

重ねる

環境音やパッド系のサウンドスケープなどを既存のアレンジの上に重ねて雰囲気を足す方法です。

曲がリッチになったり、表現したいことをより明確に表現できるかも知れません。

ただし、EQなどで音の被りをうまくかわしてやる必要は出てくると思います。

私が昔よくやっていたのは、ブレイクダウンの上モノにローカットしたピアノ素材を重ねたりなど。

展開のアクセントに

曲の展開が変わる所でサンプル素材を使用して一気に雰囲気を変えていく方法です。

これも私がよくやっていたやつですが、ヘヴィなリフでゴリゴリ押した後に、キラキラしたシンセ系のサンプル素材を持ってきて、そこからエモい展開になだれ込む、みたいな。

おすすめのサンプルパック屋

正直、デベロッパーやショップが沢山ありすぎるので何処で何を買うべきが割と悩みます。

なので、予め利用するショップを絞っておくと良いと思います。

個人的には、まず大きなショップに目を通し、基本はそこで購入しますが、気に入ったり気になって関連を掘り下げたい製品を見つけたら、そのデベロッパーの公式に飛んでみる、という感じです。

Loopmasters

恐らくサンプルパック屋の最大手が Loopmasters です。

自社製品含め色々なメーカーのサンプルパックが豊富に揃っていることは勿論なのですが、サイトのUIがカッコ良くテンションが上がる(創造力を掻き立てるという意味でこれ結構大事)のと、頻繁に50%OFFなどのセールをやっているのが強みです。

それから Loopcloud というブッチギリで便利なサンプルパック管理ツールをリリースしており、向かう所敵なしです。

Loopcloud については、個別に紹介時を書いていますのでよろしければこちらもどうぞ。

▶Loopcloudが神なので使い方を紹介します【レビュー】

ぶっちゃけた話、基本的には Loopmasters を利用しておけば良いかな、と思っている次第です。

Sonicwire

国内の最大手が Sonicwire です。

強みとしては、日本語なので分かりやすい事です。

商品説明につい目を通して欲しくなってしまう率は高いと思います(笑)

かなり多くのデベロッパーの製品を扱っていますが、フルラインナップではない場合が多いので、気になったデベロッパーは公式に飛んでみるもの良いと思います。

便利さは Loopcloud には敵いませんが、こちらも Mutant というサンプルパック管理ツールを出しています。

Big Fish Audio

Big Fish Audio もアツいです。

全体的なラインナップでは上記2社には敵いませんが、自社商品がとても良い感じなのがこの Big Fish Audio です。(Sonicwireでも一部取扱あり)

やや高いですがマジでクオリティや使い勝手が高く、割と買ってしまって財布が危なくなるやつ(笑)

Kontakt に読み込んでほぼソフト音源的に使えるサンプルパックも充実しており、色々持っているとまるで音ネタの宝箱のよう。

まとめ

結論はシンプルです。

サンプルパックを活用して、是非作曲に彩りを加えていきましょう。

何を買おうか選んでいるだけでも既に楽しいし、創造力を掻き立てられます。パッケージもオシャレなものが多いですからね。

サンプルパック使いになると、きっとDTMがもっと面白くなってくると思います。

合わせてどうぞ

▶Loopcloudが神なので使い方を紹介します【レビュー】

▶AI作曲アプリ Amadeus Code を使ってみた