• EN
  • JP
thumbnail

ナット交換は楽器店やリペアショップに持っていくのが一般的だと思います。しかし安いベースの修理にコストを掛けるのも微妙に感じたのと、自分でも経験値が欲しかったので、DIYでナット交換をしてみました。今回はそのレポートです。

ナット交換の必要性

エレキギター / ベースにおいて、指板の終点で弦を支える部品をナットと言います。

写真の白い部分ですね。このように弦を固定するための溝が掘られています。

普段あまり気に留められる機会は多くないかも知れませんが、この部品、地味に消耗品です。

特に私の場合、ダウンチューニングのために太い弦を色々と試していたこともあり、写真の通り、気がついたら4弦を中心に結構削れてしまってました。

これによってチューニングが安定しなくなってきていた為、このナットはもうだめ、交換が必要だと判断し、今回交換に踏み切りました。

ナットの交換方法

実際に私がどのようにナット交換を行ったかを紹介します。

既存ナットを外す

まずは現状付いているナットを取り外します。

機種にもよりますが、多くの場合は接着剤で接着されていますので、外す作業は工夫が必要です。

私のプレベも接着されていたので、下記写真のようにカッターで隙間をなぞり、徐々に外していきました。

無理にやると割れて面倒なことになりますので、弱めの力で何回もなぞるのがポイントです。

これを両側にある程度やって(写真基準での)側面の接着が外れてきたら、今度は下の部分にも刃を入れていきます。

こちらも何回かなぞりまして、ある程度刃が入るようになったら、テコの原理でクイッと上に持ち上げました。

今回はこれで取り外しが完了しました。幸い、下面の接着は弱かったようで、このくらいで外れて助かりました。

溝の掃除

写真撮り忘れてしまいましたが、ナットが付いていた部分の掃除をします。

接着剤のバリや、取り外し作業を行った際の破片などが付着しているので、これを取り除いていく感じですね。

ゴミを取り除いた後、棒状の平ヤスリなどで軽く均してやればOKです。

ただしこの際削りすぎ注意。

新しいナットを装着

あとは新しいナットを付けるだけです。

今回は Graphtech の PT-1204-00 というフェンダープレシジョンベース用のものを装着しました。

サウンドハウスの商品ページから商品説明を引用します。

PT-1204-00は、スロット(弦溝)付のプレシジョンベースタイプ用BLACK TUSQ XLナット。ブラック素材により楽器のデザインに違和感のない仕上がりが特徴。TUSQ XLは、弦が振動することによってテフロンのマイクロ分子が放出され、弦の摩擦を最低限に抑えることにより、チューニングの狂いを最小限に抑えることを実現。クリスタルのように澄んだ音色が得られ、結果的としてサステインも向上します。

チューニングが安定しトーンがクリアになりサステインが伸びるとのことですね。なんだか良さそうなのと安いのでまあこれでいいかとなった次第です。

パッケージはこんな感じです。

プレベ用とはいえ、私のベースは Fender 製ではないのでサイズが合うかどうかは分かりませんでしたが、取り付けてみたところ問題ありませんでした。

この通り、横が少しはみ出たものの縦はピッタリで装着性は全く問題なしな感じでした。

横がはみ出ている分、弦幅がわずかに広がりましたが、弦幅はブリッジ側にも調整機構が付いていますし、まあ多少広がっても問題ないでしょう。

まあ、このベースの場合、1弦は飾り(使う機会がまずない)のため、最悪1弦のプレイアビリティは犠牲になってもOKだったので実際は特に気にすることもなくですが…笑

あとは位置を決めて木工用ボンドで接着してやれば完了です。

意外と簡単に交換できました。

交換してみてどう変わったか

今のところ、トラブルは全く有りません。

演奏性も問題なしですし、不具合も出ていません。

チューニングが狂いやすくなっていた件に関しては見事改善しまして、やはり古いナットが死んでいたということが証明されました。

古いナットで特に激しく削れてしまっていた4弦に関しては、テンション感も復活して活き返った感じになりましたね。よってタレコミ通りサステインも復活。

音質の変化は…特に分かりませんが、まあ1000円ほどの部品ですし、少なくとも劣化はしていないのでOKです。

あと色が、白いナットから黒いナットに変わりましたが、個人的に全く気にしていないのでこちらもOKです。

一応調べたら、白色のラインナップも出ていましたので、色が気になる方はこちらをどうぞ。

まとめ

ということで、自分でナット交換、意外とすんなり出来ました。

楽器店やリペアショップに持っていったほうが精度やクオリティは間違いないでしょうし、ついでにネックやフレットのコンディションも調整して貰ったりも出来るでしょう。

しかし、パーツは個人でも入手可能ですし、コストを掛けたくない場合は DIY でも全然良いのではないかと思いました。

それから再三になりますが、ナットは消耗品になりますので、長年使っている竿や、弦のゲージを頻繁に交換している竿はナットの交換を検討してみたはいかがでしょうか。

商品情報

こちらの商品リンクはプレベ用になりますが、勿論他のモデル用もありますので、飛んだ先から色々探してみて頂けると良いと思います。

合わせてどうぞ

▶【ストラップピン】木材のネジ穴側の修復方法【ギター・ベース】

▶【安定感アップ】Hipshot KickAss Bass Bridge【レビュー】

▶ベースのドロップCチューニングはこれでOK!な弦まとめ