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モダンハイゲインアンプの王様、Diezel Herbert のアンプシミュレーターを購入しました。早速使って気に入っておりますのでレビューしたいと思います。

Diezel Herbertのアンプシミュレーター

高品質な DTM プラグインを多数販売している Plugin Alliance より、Diezel Amplification のアンプをエミュレートしたアンプシミュレーターが出ています。

以前、ここの Diezel VH4 を購入して大変良かったので、同じく出ている Diezel Herbert も気になっていたんですよね。両方持っていれば、左右のギターにそれぞれ VH4、Herbert で作った音を振れるので、なんだか夢があるじゃないですか…笑

Diezel Amplification といえば、メタル系ギタリストを中心に愛用され、ハイゲインアンプの王様的なイメージがある、ドイツが誇るアンプメーカーです。

Herbert はそんな Diezel が誇るフラッグシップモデルのアンプヘッドです。独立3チャンネル180ワット仕様でクリスタルクリーンから極悪ハイゲインサウンドまで対応可能。実機を購入しようとしたら50万円近く吹っ飛びます。。

そんなアンプがプラグインで使えるのはありがたいですよね。プラグインの開発は安心の Brainworx です。

MID CUT で強烈なヘヴィサウンド

Herbert の特徴といえば独立3チャンネルに加えて、MID CUT スイッチが搭載されていることだと思います。

これはその名の通り、ミドルをカットするスイッチで、各チャンネルの3バンドEQとは別に独立して存在します。

このスイッチの存在によりかなり気持ちの良いドンシャリサウンドを作ることが出来るんです。3バンドEQのミドルとは特性が異なるようで、こちらを使ったほうが迫力やキレを保ったスムーズなミドルカットが出来ます。

これによって相対的にミドルの濃い VH4 とは違ったスッキリしたトーンや、Rectifier や ENGL 系のようなズドォォォォォン!とした強烈な迫力のあるドンシャリサウンドを鳴らすことが出来るようになっています。

もちろんそれに加えて、これぞ Diezel のハイゲイン!というべき、密度が濃くタイトで荒々しく高解像度な、とにかく凄まじい重低音とも相まって、えげつないハイゲインサウンドを出すのがとても気持ち良いです。

音作りの幅が広い

とにかく強烈な重低音に目が行きがちですが、VH4 と同様に対応できるジャンルの幅は広いです。

独立3チャンネルは、Channel 1 がクリーン、Channel 2 がクランチ~ハイゲイン、Channel 3 がスーパーハイゲインとなっています。

Channel 3 ではハイゲインの極みとも言うような素晴らしいサウンドを作ることが出来ますが、普通に使うぶんにはハイゲイン系であっても Channel 2 で十分そうです。

Channel 2 は軽めに歪ませるような音作りでもカラッと軽快な端切れの良さとリッチさがあって気持ちの良い音です(※)。上述のようにゴリゴリのハイゲインもこちらで対応可能。Channel 3 よりも生々しさが残ります。

また、もともと Herbert は180ワットの高出力設計になっているのですが、これに由来するであろうヘッドルームの広さも感じられます。

これによって、Channel 1 のクリーンサウンドにおいてもも情報量が多くリッチなトーンが得られている感じがします。モダンで高解像度だけどふくよかさもある感じ。あくまでモダン系なのでクリーンの好みは分かれるとは思いますが。

Diezel というとどうしても強烈なハイゲインのイメージが先行しますが、元々カラッと気持ちの良いドライブサウンドにも定評があります。Ken Yokoyama が Herbert ユーザーですよね。

バックパネルで細かな設定が可能

バックパネルで細かな設定ができる機能がついています。Brainworx のマークが眩しい。

基本的な仕様は VH4 や比較的新しい Plugin Alliance のアンプシミュレーターと同じですね。ここにノイズゲートやフィルター機能のほか、ディレイやプリアンプ/パワーアンプをバイパスする機能などがついています。

Input Gain を突っ込んで疑似ブースターに出来るのも良い感じです。

IR Loader もバックパネルにあります。標準搭載の IR がまたハイクオリティかつ種類豊富なのですが、「RC Info」を押すと当該 IR の詳細が確認できたり、「Auto」を押すと一定時間で自動で切り替わってくれるので弾きながら確認できたりと、IR 選びに関しては多少工夫がされています。

ただし IR の一覧 UI は微妙で、WEB のセレクトボックスみたいな簡素な UI に項目が100以上出てきて見ずらいのでここはもう少し工夫してほしいですねw

ちなみにカスタム IR 機能はないのでサードパーティの IR を使用する場合は IR を選択なしにして、別途 IR Loader プラグインを使用する形になります。

まとめ

Brainworx 製の Diezel Herbert アンプシミュレーターということで、まあどう転んでもクオリティが高いことが期待できる製品ではありますが、期待通り良い感じでした。

これぞ Diezel の音!というのがプラグイン上で再現できるのが最高ですし、MID CUT スイッチなどにより VH4 と棲み分けも出来るので両方買って左右のギターに振り分けるのもやはり最高です。

もともと UAD プラグインだったようですが一般向けに販売してくれる Plugin Alliance に感謝。

商品情報

Plugin Alliance 公式サイトから購入可能です。

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